ラスベガスでのGoogle Cloud Next ’24 Day 1 の感想
Google Cloud Next ’24
今年からラスベガスで開催されているGoogle Cloud Next’24ですが現地時間の本日 Day1が行われました。
というわけで、参加していますので感想など書いていければと思います。
本格的に振り返るのは後日行うとして、あまり技術的に込み入った話は書かないと思うので、雰囲気モノとして読んでいただければと思っています。
Google Cloud Next自体は東京でも行われていまして、今年は8月1日・8月2日に横浜で行われる予定ですが(東京とは…?)、やはりアメリカでの開催は規模感が一段階違いますね。
今回はMandalay Bayでの開催となっていますが、さすがに会場も広いですし、様々な言語が聞こえるたびに世界中から集まってきているという感じがしてわくわくしますね。
あと、ラスベガスなのが良いですね。ホテルでの開催なので、会場に向かう最中にもカジノがあってラスベガスを感じます。
Day 1 もろもろの感想
というわけで早速、Day 1参加の感想等をまとめていきます。(ちょっと雑多かもしれませんがご容赦ください)
Keynote
Opening Keynoteは9時開始でしたが、会場のMichelob Ultra Arenaには8:20頃に着いて2階席…という感じでした。
しかし、なかなかいいポジションが取れたのではないかと思っています。
(写真はカウントダウン中のもので、明かりのついている球体は上下していました)
Keynoteの内容はわかってはいたもののやはりAIづくし…という感じでしたが、個人的に惹かれたのはGoogle Vidsと、Axion Processorです。
Axion Processorについては: Introducing Google Axion Processors, our new Arm-based CPUsの記事が公式で出ていますし、
Google VidsについてもAI-powered video creation for workのページで動画が公式に出ていますので興味があればぜひ読んでいただければと思います。
特にGoogle Vidsについては、AIの力はもちろんすごいのですが、シンプルにGoogle Workspaceの感覚で動画を共同編集できるだけでも強いような印象を受けました。とにかく使ってみたいサービスだと感じました。
あとはさらっと流れていったもののBigQuery Canvasあたりは今後に注目しています。(主にpricingが…)
各セッション
Day 1はデータ系を中心にセッションも聞いてきました。
いくつか発見もありましたが、Lookerと生成AIの文脈のセッションは人気に感じました。
Looker関連では
Looker Studio Pro will be included as part of your Looker licenses (opt-in)
という話が初耳で、
たしかに公式ドキュメントの「Accept Looker Studio Pro licenses」の項目に
The number of complimentary Looker Studio Pro licenses that are allocated to your Looker account is determined by the number of Looker licenses that are included in your Looker agreement.
との記載が増えていました。
これは…と思いたしかにLookerにログインしてみると、
管理者の「プラットフォーム」内にLooker Studio Proの項目が!!
そしてページ下部にお知らせも!(ここのGet Startedからもこの画面にいけます)
トグルスイッチをONにしてGoogle Cloudのプロジェクト番号を入れるだけです。
(あれ?GCPって廃止になった呼称ではなかったっけ・・)
なお、プロジェクト番号はGoogle Cloudのホーム画面から確認できます
すると、Looker側に「ユーザーを追加」ボタンが出現するので、飛んでみると…
Google Cloudのコンソール画面でライセンスを管理できて、ここに 「無料ライセンス」としてLookerのライセンス数と同じ数のライセンスが割り当てられています!
これはかなりでかいと思いました。実際ライセンス数も大きく増えました。
Breakoutセッションだったのですが歓声も上がっていました笑
発表を聞くにつけても、今後LookerとLooker Studio Proを統合していこうという動きはより一層加速するものと思われます。
ただ、同じプロダクトになるというよりは、Looker Studio Proはアドホックな分析に使えるという位置づけで、Lookerは「composable BI」と表現されていましたがきちんとLookMLで管理を行うことで可視化にガバナンスを強く効かせた分析を皆で行える…という、そこの棲み分けは継続していくものと思います。
Innovators Hive
開発者用の空間として用意されている一角にInnovators Hiveというものがありまして、技術的なデモ(これが面白い)もやっているのですが、Champions and Certified Loungeというラウンジもありまして、
「Google Cloud 認定資格 Professional Data Engineer 取得までの流れ」の記事で書いたとおり、私はPDEを取得していたのでラウンジを使えました。
水とかいろいろあってかつ作業できるスペースとしては非常にありがたいです…
記念品のワッペンも無事もらえました…使いどころが難しい!
まとめ
Google Cloud Next ’24 Day 1はなかなかの盛り上がりで楽しめました。
英語も不安なところはありましたが、意外とスライドを見ながらだと理解できる内容も多く、新発表の内容も含めて発見も多くありました。
明日はどんな発表があるのか楽しみです。
Day 3まで終わったらまたもう一度記事を書こうと思っています。
しかし、アメリカの物価は本当に高いです。。
こんなに水分を買うのに躊躇する日がくるとは…Google Cloud Nextの会場では水分と食料が無限に手に入るので、本当にありがたいです。
そんなこともあってか、記念のswagは去年と同じくwater bottleでした。
皆さんこれに水を入れていました。
個人的にはそれ以外にもいろいろ水分が配られていたのでこれに水を入れる機会はなかったですが…1Lとかの水をホテルで買うと平気で$7弱、つまり1000円くらい取られてしまうのでほんと世知辛いですね…